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実施年月日 2011年04月16日 |
ウロストミー相談会(野洲)を開催 |
平成23年度のウロストミー相談会を、4月16日午後、野洲市のコミュニティーセンターやすで開催しました。 相談会では、最初に講師に御願いした近江八幡市立総合医療センターの皮膚・排泄ケア認定看護師・近野由美先生から、「皆で考えよう 日常ケアの工夫!」と題した講演をお聞きしました。 講演で近野先生は、ウロストミーとは、ウロストミーの特徴、ウロストミーのストーマーケアの基本や、合併症について等についてお話いただきました。 講演終了後、近野先生を囲んで、参加者による相談・懇談会を実施しました。その概要は下記の通りです。 尚、当日の参加者は会員8名、非会員5名、御家族5名の18名でした。 ・装具交換の時に、通常は皮膚保護剤などを貼っている部分の皮膚を少しでも長く空気にさらすことが大切。 (相談・懇談会概要) ・尿が漏れることによる皮膚のトラブルの他に、一番気を付けなければいけないことは面板を剥がす時の刺激です。 ・装具を剥がした時に赤くても、押さえると赤いのが消えるのは一時的な反応であり問題はない。 ・装具を剥がした後を洗うための石鹸は何でもいいですが、いろいろ入っていないものが良いです。多少とも皮膚にトラブルがあれば、できれば弱酸性のものが良いです。 ・面板が固いのが良いか、柔らかいのが良いかはお腹によって違いますので、ストーマ外来で相談するのが良いでしょう。 ・面板を貼る時のタイミングを計る時に、回腸のところを押して溜まっている尿を出してフランジを貼るタイミングを作るのも方法です。 ・ヘルニアはストーマを付けるために筋膜・筋肉を切った(穴をあけた)弱いところから腸が皮膚の方へ出てくることですが、筋肉が締まって、飛び出している腸を首を絞めるように圧迫すると(嵌頓-かんとん-と言います)、その部分の腸での血の流れが止まり、壊死して腐ってしまいます。この時は緊急の手術が必要です。 |
近野先生講演