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実施年月日 2023年06月11日 |
京都市社会適応訓練講習会の実施報告 |
文責 矢谷事業部長 |
京都府「障害者の明るい暮らし」促進事業の委託 令和5年度 京都市社会適応訓練講習会実施報告 6月11日(日)午前中の定期総会の後、講習会を「ひとまち交流館」で 行いました。 ・来賓として京都府健康福祉部 障害者支援課 東原勲課 長よりご挨拶を頂 いた後、 ・今年より顧問医をご承諾いただいた京都桂病院副院長の真中大先生に ストーマケアー外来におけるトラベルケース」と題し最近の増設傾向とか 合併症など写真を交えて講演をしていただきました。特に様々な合併症の 写真は、ショックで現状をありがたいと感じさせ、普段のストーマ外来と のつながりの必要性を感じさせました。 ・次に来ていただいた6社医療品メーカーさんより、装具、関係備品、メーカ ーさんの運営する友の会などの紹介を行っていただき、休憩入り、その時間 メーカーさんの展示装具等のサンプルを見ていただきました。 ・次に消化器系と尿路系の2グループに分かれて相談会・交流会に移りました。 尿路系ストーマ(加藤昌子認定看護師、役員を含み6名と渡邉事務局長) Q:ダブルストーマです。寝ているときに尿漏れが多々あります。ウロバッグ を付け易い方向に寝ると寝られないので、利用に無理 があります。 A:パジャマの股に穴を開けてチューブを出しウロバッグにつなぐなどの工夫 をしては? ・包括支援センターからの訪問介護で、週2回のパウチ交換を手伝ってもらっ ている。(貼るときの位置合わせとムダ毛カット)一人暮らしなので交換と世間話 が安否確認となっている。パウチやアクセサリーの購入簿も記録。 Q:高齢なので自分でできなくなった時が心配です。 A:担当区域の包括支援センター、通院先の病院の相談 員に相談する。日常生活 ができなくなるということは認知症の心配もしなくてはならない。 Q:認知症の心配がでてきたときは、どこに相談したらよいか? A:自治体の福祉課に相談。ストーマーケアに通っているので あれば、その病院で相談する。 消化器系ストーマ(真中大先生、渡邊認定看護師、役員を含み21名、家族1名) Q:腸閉塞7回で細くなっている腸管があり、マッサージをかかりつけ医に勧めら れた。方法を教えて。 A:基本的なマッサージは無いです。自分なりの方法を見つけること。すべての 方に有効なのは無い。 Q:ヘルニアで悩んでいる。温泉も入れず、旅行でも一人で部屋にいる感じです。 A:腹直筋が弱くなり弱いところに圧が逃げることによる。下垂したらやんわり と持ち上げること。予防にはストーマベルトもひとつ。臥位で正しくつける。 風呂はアクセサリーもいろいろあり、目立たないように工夫もして、多くの方が入浴しています。 Q:体重の変化でダイエットさせられ、術後体重が戻ると装具が合わなくなった。 A:ダイエットは筋肉も落ちてしまいます。脂肪だけ痩せることができないので、 年齢からも鍛えることが難しいこともありますので、ダイエットはしなくても 良いと考えます。 Q:当時の病院がなくなって先生がおられない現状です。桂病院はストーマ外来を 受診できますか? A:できます。 ・年末の医療費控除は医師の証明が必要になりますが、先生がおられない現状 で困っています。 ・何年もストーマ生活をしているといろんなことがあります。肉芽できたり、皮膚 炎も経験したり、でも相談会や交流会で解決してきました。毎月ありますので来て ください。 |
真中大顧問医の講習
相談会・交流会