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実施年月日 |
オストメイト社会適応訓練相談会 |
11月16日(月)、大阪府立福祉情報コミュニケーションセンターにて社会適応訓練相談会を開催しました。 新型コロナウイルスの影響により、支部行事の多くが中止あるいは延期となっている中、久々の対面型イベントということでしっかりとソーシャルディスタンスを取っての開催でしたが、参加された会員のみなさまにも感染予防にご協力いただき、改めて御礼を申し上げます。 当日は講師の石切生喜病院 皮膚•排泄ケア認知看護師(WOCN)の萩野 栄美先生、研究のため参加をいただいた和歌山県立医科大学大学院保健看護学研究科修士課程の柴崎 光彦氏を含め、17名の参加となりました。 参加した会員様からの質問に対し、萩野先生から回答をいただきましたので、その概要をご紹介します。 Q:高齢により、自分で装具を交換できなくなるのが不安だ。 A:装具交換の手技が難しくなってきたら、まずは市町村の福祉課や地域包括 支援センターへ相談するのが良いでしょう。 要介護認定を受けると、訪問看護を受けることができます。 (オストメイトの装具交換は「排泄介助」にあたり、身体介護サービスに なります。生活支援サービスではありません) また、介護ヘルパーやデイサービスの利用という方法もあります。 Q:傍ヘルニアの予防と対応はどうすればいいのか。 A:術後は自身で体重管理を行うとともに、腹圧のかかる過度な運動や、重い 荷物を持つことは避けましょう。 いくら気をつけていても傍ヘルニアになる方はいますので、その場合はス トーマ外来を受診して相談することをお薦めします。 Q:体型が変わったので、使用装具を見直したいのだが。 A:長年にわたって装具を見直しをしていないオストメイトの方も多いです。 定期的にストーマ外来を受診してWOCNと相談のうえ、メーカーのお客様 相談室や販売代理店を通じて、装具のサンプルを調達し、今の自分に合う 装具を見つけるのが良策です。 Q:ストーマ周囲の肉芽腫について教えてほしい。 A:痛みや出血を伴う場合はすぐにストーマ外来を受診してください。 わずかな刺激で出血したりするので、装具交換時にはガーゼ等を使用して ください。 硝酸銀やレーザーで肉芽を切除することもできますが、再発する場合もあ ります。 |