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実施年月日 2017年12月09日 |
冬期中央研修会 |
「認知症」テーマに二つの講演 |
日本オストミー協会兵庫県支部の平成29年度冬期中央研修会が12月9日(日)神戸市中央区の神戸市勤労会館で開かれ、会員・家族ら合わせて67名が参加、「認知症」をテーマにした2つ講演に耳を傾けました。 研修会では、まずホスピスと緩和ケアの有床施設「林山クリニック 希望の家」(神戸市須磨区)の粱勝則院長が「認知症にならない、なったとき」と題して講演、認知症の予防と治療についてわかりやすくご説明いただきました。この中で粱先生は、アルツハイマー型やレビー小体型など認知症の4つのタイプについて特徴や症状、抗認知症薬と副作用、喫煙・飲酒など5つの危険因子、認知症への理解を助ける法則など実例をあげながら、認知症になっても困らない社会づくりや助け合いを強調されました。 続いて兵庫県立尼崎総合医療センターの皮膚・排泄ケア認定看護師(WOCN)笹部いく恵さんが「ストーマケアを通して、おやっと思った時から始めよう」と題してオストメイトと認知症や加齢現象の関係、物忘れ、災害時への備えなどについてお話し頂きました。 この日の研修会には、徳島県支部から6名の役員さんが特別参加。会場ではストーマ装具メーカー各社・販売店による展示・説明もあり、新製品の試供品を求める人たちでにぎわっていました。 なお、この研修会は、平成29年度NHK歳末たすけあい義援金の支援を受けて開催しました。 |
冬期中央研修会(神戸市勤労会館)
「認知症の予防と治療」講演の粱勝則先生
「認知症・加齢現象と災害対策」笹部いく恵WOCN