|
実施年月日 2014年6月29日 |
イレオストミー懇談会 |
〜非会員からの悩みも聞く〜 |
イレオストミー(回腸人工肛門保有者)を対象にした体験懇談会が6月29日(日)神戸市総合福祉センターで開かれました。 イレオストミーは、大腸がんや潰瘍性大腸炎などで大腸を摘出してしまって小腸近くの回腸(右下腹部)にストーマを造設したもので、便が液状であることから同じストーマでも大腸を残したコロストミー(人工肛門)などとちがって特有の悩みを抱えています。 懇談会には、初参加の非会員3名を含め会員・家族、支部役員など15名と講師の皮膚・排泄ケア認定看護師看護師(WOCN)の福本温子さん(神戸中央病院)、里岡由希さん(三菱神戸病院)の合わせて17名が参加しました。 まず、高橋支部長から簡単な活動報告があり、続いて参加者全員が自己紹介してそれぞれの手術から今にいたるまでの経過や悩み、苦労などを出し合いました。 このうち、会員外の30歳代の男性は「14歳のとき潰瘍性大腸炎になり、22歳で直腸がんが見つかったため大腸を全摘して小腸を使ったJ型の腸を造ったが、小腸に穴が開いたのでいまは脂肪の幹細胞で穴を塞ぐ試験的な治療を受けている。できればストーマをはずしたいがうまくいくかどうか…」との悩みを打ち明けていました。また50歳代の男性は「脱肛の手術を受けてから便が漏れるようになったので人工肛門にしてほしいが可能だろうか?」などの問いかけもありました。 このほか、腸の脱出や老後の不安なども話題になり、両WOCNからアドバイスを受けていました。 |
イレオストミー懇談会
講師の福本温子(左)、里岡由希WOCN
非会員3名も初参加