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実施年月日 2012年12月8日 |
第2回中央研修会 |
災害対策をテーマに中央研修会 |
平成24年度第2回中央研修会が12月8日(土)神戸市灘区の神戸市立六甲道勤労市民センターで開かれ、災害時の対策やストーマケアに関する2つの講演がありました。 講師は、兵庫県立大学地域ケア開発研究所の神初美教授と関西労災病院の大城繭子皮膚・排泄ケア認定看護師(WOCN)のお二人で、神教授は東日本大震災の看護支援の体験をもとに「個人と社会は災害にどう備えられるか」、また大城先生は「災害時のストーマ管理」をテーマにお話くださいました。 まず、神先生は避難所での生活、健康、衛生面の実態を紹介しながら高齢者、障害者、外国人、子供等“災害弱者”への支援の仕方や心のケアなどについてデータなどをまじえて詳しくお話しされ、「ふだんから備えておかなければいざというときに役に立たない」と日常からの備えや地域での付き合いの大切さを強調されました。 また、大城WOCNは、災害に対するオストメイトの心がまえや備え、阪神淡路大震災後の兵庫県内各市町の装具備蓄への対応などを紹介。災害に向けての心得として、どんな環境でもケアできる、非常持ち出し袋を用意しておく、ストーマケアについて広く知ってもらう、の3点をあげられました。 この日は強い寒風が吹き荒れたこともあって参加者は44名と少数でしたが、皆さんメモを取りながら熱心に聞いておられ「心配していたことなので大変参考になった」と話しておられました。 この研修会は兵庫県共同募金会・NHK歳末たすけあい義援金により開催しました。 |
第2回中央研修会
神初美教授
大城繭子WOCN